公式ブログ

Blog
給湯器交換の工事費用と工事の流れを解説

給湯器交換の工事費用と工事の流れを解説

自宅などに設置されている給湯器を新しいものに交換する場合、取り外しと取り付けの工事が必要になります。

ここでは、給湯器交換時の工事費用について、費用相場と内訳・工事の流れ・注意点を中心に紹介し、見積もりに含まれない補助的な工事についても解説します。

給湯器交換時の工事にかかる費用

給湯器交換時の工事は、本体の取り外しと取り付け以外にもさまざまな費用がかかります。材料費や運搬費、接続工事費などかかる費用が細かく分けられ、内訳の中に含まれています。

工事費用の相場とその内訳をそれぞれ見ていきましょう。

【給湯器の交換工事】

相場:3万円~5万円前後

【工事費用の内訳】

● 給湯器の取り付け費:10,000円~15,000円(古い給湯器の本体・配管の処理と新しい給湯器の設置)
● 給水・給湯管接続費:7,000円~10,000円(給水・給湯管接続費用・材料費)
● 保温工事費    :2,000円程度(配管保温材巻き・材料費)
● ガス管接続工事費 :7,000円程度(ガス管接続・材料費)
● 試運転調整費   :2,000円程度
● 産廃処理費    :2,000円程度
● 諸経費      :3,000円程度(運搬費・車両費・管理費)

給湯器の取り外しと処分、各種配管の工事、試験運転や取扱いの説明、運搬・処分などの諸経費を含めると3万円程度から5万円ほどが相場となります。

取り外した古い給湯器は廃棄物として処理しなければならないため、工事費用に含まれるかたちで請求されます。また、給湯器の運搬や移動にかかる費用も工事費用に含まれます。

給湯器の交換工事の流れやかかる時間の目安

次に、給湯器の交換工事の流れとそれぞれにかかる時間の目安について紹介します。

給湯器の交換は、以下の流れで実施します。

事前準備

● 複数の業者を探す
● 業者に交換を依頼する
● 見積もりをとり日時を決める

事前準備として、交換対応が可能な業者を探して工事を依頼します。給湯器の場所を変更する場合は交換以外の工事が必要なため、話し合いのうえで日時を調整します。

当日

● 古い給湯器を取り外す
● 古いリモコンを取り外す
● 中の配管・配線を取り外す
● 新しい配管・配線を取り付ける
● 新しい給湯器を取り付ける
● 新しいリモコンを取り付ける
● ガス管を接続する
● 保温材を交換する
● 動作チェック
● 給湯器の使い方の説明

当日は、古い給湯器を取り外して配線を取り除き、新しい配線や配管を繋げて給湯器を設置します。動作に問題がなければ、2,3時間程度で作業は終了となります。

追加工事

● 新しい取り付け場所に水道管・給湯管の工事を行う
● 給湯管の種類を新しいものに取り替える
● ドレーン配管の工事 ※エコジョーズ給湯器のみ

追加工事については、給湯器の取り付け場所が変わるケースでは水道管や給湯管の工事を行わなければなりません。

給湯器交換を依頼する際の注意点

給湯器の交換を業者に依頼するときは、以下のポイントをチェックしてください。

● 複数の業者を探す
● 事前に見積もりをとる
● 業者の対応をみる
● 業者の口コミをみる
● 工事の実績や評価を確認

どの業者選びでも共通するポイントとして、必ず複数の会社をピックアップしてください。

遠方の業者の場合、出張費を請求されるケースがあるため、近隣の業者を優先的に探すのが基本的です。

身近に信頼のできる業者がいる場合はそちらに決めることもできますが、複数から見積もりをとっておけば、お得なところに工事を依頼することができます。

業者を選ぶ際には、以下の点に注意してください。

● ホームページの有無
● 住所・電話番号が記載されているか
● 口コミがチェックできるか
● 誇大広告を使用していないか
● 給湯器工事に実績があるか
● 不審な点、不誠実な点がないか

ホームページがあるかどうかは優先的にチェックをしましょう。サイト内にカレンダーが掲載され、工事対応ができる日が書かれている業者などはスケジュール調整がしやすく信頼できます。

中には「地域No.1」と誇大広告を記載している場合もありますが、実績がきちんと伴っており安全に工事を完了できるかチェックしておくことが大切です。

業者の対応力や見積もりが可能か否か、ホームページに料金相場が書かれているか、トラブル対応はどの程度までカバーしているかも忘れずにチェックを行いましょう。

給湯器の交換場所の設置状況などのご確認

給湯器交換工事の後は、設置状況や動作確認を行い正常に作動することを確認しなければなりません。

交換工事当日は家主本人または家主の代理人の立ち会いが必要となり、終始立ち会いができない場合でも工事の前後は作業の確認と作動チェックを行います。

試験運転として、スイッチの点灯・給湯チェック・スマートフォンアプリとの連動チェックを行い、使い方の確認も設置後に行います。

施工担当者との質疑応答のほかに、非常時の対応方法の確認、設置場所に異常がないかなど詳細な点検で安全を確認します。

リモコン設置があるので立ち会い必須

給湯器交換工事は本体のみの場合もありますが、本体に付属するリモコンの設置が必要な場合はリモコンの動作チェックも行います。

こちらも本体と同様に家主または家主の代理人が立ち会いを行い、リモコンの作動状況や動作方法の確認を行ってください。

リモコンの場所が2ヶ所以上にある場合は、リモコン同士の連携やアプリからの操作、音声通話の確認も行っておくと安心です。

アプリからの操作、非常時や異常発生時の対応に関しても施工担当者から説明を受けておき、故障時の連絡先も含めて確認をしておきましょう。

見積もりに含まれないことがあり注意が必要な工事

工事にかかる費用が見積もりの中に含まれるのは基本ですが、業者によっては出張費など工事費用以外の項目を含んでいない場合があります。

ここからは、見積もりに含まれないことがある工事についてチェックしていきましょう。

取り付け部材に関する工事

マンション玄関の横にあるPS(パイプスペース)に給湯器が設置されており、そこに新しい給湯器を取り付けるために金枠を必要とすることがあります。

前回使っていたものと同じものが使えなければ交換しなければならないので、見積もりに記載されているか確認が必要です。

配管の延長が必要になった際に延長部分に対する費用、メーカーによっては給湯器のアダプターを交換しなければならないケースもあります。

交換時に部品の劣化がみられれば、そちらも安全のために新しいものに交換する必要があります。

これらは見積もりに反映されず追加工事として請求になることがあり、事前に追加費用について確認をとるようにしましょう。

廃材処理費

取り外した給湯器は業者側で処分するのが一般的ですが、見積もりの中に廃材処理費として計上されていないケースがあります。

「標準工事費」「工事費用」などと書かれた項目の中に廃材処理費がない場合、引き取って処分してもらえるのか・処分にかかる費用は追加になるのかなどを確認してください。

点火試験費

給湯器を設置し、正常に動作するかどうかを試験するための費用です。正常な稼働が確認できたら、取り扱いに関する説明を行います。

工事費用とは別にして計上されることがあるので、事前に見積もりに含まれているか確認が必要です。

保証・アフターフォロー

工事費の中に、トラブルが起きた場合の保証が含まれているか確認してください。

保証が含まれていれば万が一の事が起きても対応してもらえますが、追加で費用を支払って保証サービスに加入しなければならない場合があります。

一括見積もりで比較しよう

給湯器の設置や取り外しは、確かな実績と満足度の高い対応力、そしてわかりやすい料金プランを提示してくれる業者が理想的です。

一社ずつ見積もりを出している時間がない方は、東京・神奈川エリアで給湯器交換に対応している業者の一括見積もりが可能な「かんたん給湯器ナビ」がおすすめ。

住所・氏名・電話番号に加え、現在使用中の給湯器の型番と写真をアップロードすると、見積もり速度がさらにアップ。必要事項を入力したら、業者から連絡が来るのを待って具体的な比較や検討が行えます。

これから給湯器を新しいものに交換しようと考えている方は、ぜひ便利な一括見積もりサービスをご利用ください。