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給湯器交換の期間と故障時の判断基準、長持ちさせる方法をご紹介

給湯器交換の期間と故障時の判断基準、長持ちさせる方法をご紹介

給湯器を使っていたところ「何となく調子がおかしい」と感じることはないでしょうか。その場合、給湯器交換を検討すべきタイミングの可能性があります。ただ、交換してからそれほど時間が経っていない、または本当に交換が必要か判断しかねているという方もいるはずです。
そこで、給湯器の交換が必要か期間の目安を使いたい方のために交換を検討したほうが良いサインや故障の原因、故障時の対処法などについてご紹介します。すぐに交換すべき状態の給湯器を使い続けると安全性の問題も出てくるので、注意が必要です。安全に給湯器を使い続けるためにもぜひ参考にしてみてください。

給湯器の寿命(耐用年数)はどれくらい?

一般的に給湯器の寿命は10年程度とされています。どのメーカーでも一般的な使い方をした場合、製造から10年ほどが安全に製品を使える設計標準使用期間です。ただ、10年経過したものは必ずしも交換が必要かというとそうではなく、安全点検を受けたり、修理をしたりして問題がなければそのまま使用することができます。
給湯器の内部で使われている部品は経年劣化するものなので、不調を感じたタイミングで点検してもらいましょう。また、とくに不調がなくても10年経過しているのであれば一度点検を受けたほうが安心です。

給湯器交換のサイン

給湯器に不調がある場合、交換について検討したほうが良いでしょう。具体的には以下のような不調を示すサインが現れます。

エラー表示が出る

給湯器に何らかの問題が生じて使用できない場合、数字でエラーコードが表示されます。表示されるエラーコードによって問題の原因が変わるので、番号を確認しましょう。エラーコード「888」が表示された場合は使用開始から10年程度が経過しているため、点検をすすめるサインです。

点火までに時間がかかる

朝一番で使用する場合など、長時間使用していなかったあとは点火に時間がかかることがあります。そうではなく、常に点火に時間がかかる場合は内部部品の劣化などが関係している可能性が高いです。

温度調整ができない

給湯器の寿命によって不具合が出ている場合、うまく温度調整ができなくなることがあります。また、不具合で水圧の調整機能に問題が発生している場合も温度調整が難しくなるケースが多いです。

使用中に異音がする

これまで聞こえなかったような異音がしているのであれば、故障の可能性を疑いましょう。ただ、寒い時期などは使用時以外も凍結防止するために稼働することで音がしますし、使っていない時に音がすること自体は問題ではありません。使用時に何か小さく爆発するような音が聞こえるようの場合は点検を依頼しましょう。

水漏れがある

内部部品の劣化によって水漏れが発生することがあります。消耗品の交換などで対応できる事も多いです。

重度のサビがある

目視できる部分が錆びているのであれば、内側も錆びている可能性を疑いましょう。重度の錆びは給湯器の交換を検討すべきサインです。

悪臭がする

普段と違うニオイがするのであれば故障を疑いましょう。特にガスのニオイがする場合はガス漏れが発生している可能性があるため、使用し続けるのは危険です。すぐに点検が必要になります。

黒い煙が出る

白い煙は水蒸気なので問題ありませんが、黒い煙が出ている場合は不完全燃焼のサインです。使い続けると危険が伴うため、すぐに点検してもらいましょう。

給湯器が故障する原因

そもそも給湯器はなぜ故障してしまうのでしょうか。特に、寿命とされる10年よりも短い期間で不調が発生してしまった場合、原因を追求し、繰り返さないための対策を講じる必要があります。代表的な故障の原因は以下の3つです。

施工不良や初期不良

使い始めてすぐに不安が発生したのであれば、施工不良や初期不良が原因の可能性があります。取り付けを行った業者に連絡し、対応してもらいましょう。

経年劣化

給湯器には経年劣化するパーツが使われており、長年使うことにより少しずつ劣化していきます。パッキンのゴムの劣化やナットのゆるみなどが代表的です。

凍結

冬場の寒い日に配管内の水が凍結すると、それが膨張して配管を破裂させてしまうことがあります。その後、水漏れなどのトラブルなどにつながりやすいです。

給湯器が故障した時の対処法

給湯器が故障してしまった場合、修理をしなければなりません。簡単な修理であれば自分で対処することも可能です。

自分で対処する場合

例えば、エラーコードが表示されている場合は、エラーの種類を調べ、対処しましょう。他にも、以下のような方法が挙げられます。
自分でできる給湯器故障時の対応法
・電源を再起動する
・水抜き栓のフィルターを掃除する
・排水管が凍結している場合は溶かす
他にも、電池を使うタイプで電池が切れているために正常に使えなくなるようなケースもあるので、確認してみてください。

業者に依頼する場合

自分で何とかしようと無理をして、状態が悪化してしまうようなケースもあるため、対処できないと感じたら専門業者に修理を依頼しましょう。間違った知識で行うと、ガスや電気関連の事故が起こってしまう可能性もあるので注意が必要です。

注意点として、給湯器の寿命といえる10年を越えている製品の場合、無理に修理するよりも新品に交換したほうが良いでしょう。部品の交換などで修理してもまたすぐに他の部分でトラブルが発生しやすくなるためです。結果的に処理費用が高くついてしまう可能性もあります。

給湯器を長持ちさせる方法

給湯器にはいくつか長持ちさせるためのコツがあります。簡単に実践できる方法をご紹介しましょう。

お湯の使用は最低限に抑える

長く使えば使うほど劣化しやすくなるため、長時間の使用を避けるのがポイントです。給湯器の寿命は10年間とご紹介しましたが、これは毎日1時間使用した場合に10年ほどは耐用するように設計されています。
そのため、1日に2時間使うような場合は5年ほどで寿命を迎えてしまう可能性が高いです。必要な時、必要な分だけ使用するようにすれば、総合的な燃焼時間を抑えられるため、長持ちにつなげられます。

給湯器の周りに障害物を置かない

屋外設置型給湯器の排気口周辺に障害物があると、故障につながりやすくなります。また、排気口から出た排気が給湯器の給気口から入ると、不完全燃焼を起こす可能性もあるのです。給気口周辺に物を置かないように注意しましょう。

冬季でも電源を抜かない

冬場、給湯器を使わないからといって電源を抜いてしまうと、凍結防止ヒーターが作動しません。気温の低い日に凍結し、排水管の破裂が起こってしまう可能性があるので、電源は抜かないようにしましょう。

入浴剤の使用に注意する

イオウ成分が含まれている入浴剤がありますが、イオウ成分は配管や機器の熱交換器の腐食につながります。使用しないようにしましょう。また、他にも炭酸入浴剤を使う場合は、発泡が止んでから追い炊きする、塩分の強いものや乳白色タイプの入浴剤を使う際は追い炊きしないというのもポイントです。
できれば、使用後はすぐにお湯を排水しましょう。

水を使用する際にお湯側のコックを開いて使わない

給湯器の電源をOFFにしている時は、お湯のコックを開いて使っても水が出ます。そのため、あまり意識することなく水を使う際にお湯のコックを使っている方もいるでしょう。
ですが、内部の管はお湯と水で別の経路となっており、お湯のコックを開いて水を出すとお湯と水の温度差で管の表面に水蒸気が付着してしまうことがあります。これが原因で錆が発生することもあるため、水を使う際には水側のコックを開いて使用しましょう。

新しい給湯器の選び方

給湯器の交換について検討しているのであれば、どのような製品を選べば良いのか確認しましょう。製品選びをする際には以下のようなポイントがあります。

設置場所を考える

まず先に確認しておきたいのが、設置場所です。給湯器には、大きく分けて建物中に設置する屋内設置タイプと、建物の外に設置する屋外設置タイプの2種類があります。現在と同じ場所に設置するのではなく、場所を変える場合は別途工事が必要です。

機能を確認

給湯器は製品によって機能が異なります。例えば、基本的な給湯と自動湯はり、おいだき機能で良い方が選ぶべき製品と、温水暖房機能もプラスしたい場合は選択する製品も変わります。製品ごとの特徴について確認し、必要な機能が搭載されているものを選択しましょう。

メーカー選び

選択できるメーカーにはいくつかの種類があり、メーカーによって特徴が異なります。指定したいメーカーがある場合はそのメーカーに対応している交換・取り付け業者を選択しましょう。

給湯器のタイプ

給湯器は、大きく分けて従来タイプとエコジョーズタイプの2種類です。
従来タイプは初期費用を抑えられますが、毎月のランニングコストを抑えたい場合にはエコジョーズタイプが向いているでしょう。地球環境にも配慮された給湯器ということで、多くの魅力があります。交換を機に、従来タイプからエコジョーズタイプへの切り替えを検討するのもおすすめです。

号数を選択

給湯器の使い方によって選択すべき号数が変わります。号数とは、1分間に出るお湯の量のことで、16号なら1分間に16リットルお湯を出すことが可能です。
号数の目安
・単身者~2人家族…16号
・2人~4人家族…20号
・4人以上の家族…24号
同時に2か所以上でお湯を出す場合は20号以上がおすすめです。普段どのように給湯器を使うのかよく検討したうえで必要な号数を選択しましょう。

オートタイプかフルオートタイプ

オートタイプは自動のスイッチを押すことにより、設定温度・設定湯量でお風呂のお湯はりが可能です。また、温度が下がると自動で追い炊きします。

更に便利なのがフルオートタイプです。上記機能に加え、おいだき配管自動洗浄、自動たし湯、入浴検知自動沸きあげ機能が追加されます。費用はオートタイプのほうがリーズナブルにすみますが、余裕がある場合はフルオートタイプについて検討してみても良いでしょう。

一括見積りで必要な給湯器を安く買おう

給湯器交換について目安の期間や故障の原因と対処法、長持ちさせるための方法などについてご紹介しました。適切に使うことにより、目安の期間よりも長持ちさせられることがあるので、役立ててみてください。
給湯器を交換する際には複数の業者を比較して検討することが重要です。一括見積もりをすることによって、早く、安く、丁寧に対応してくれる専門業者が見つかります。
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