「東京ガスで給湯器交換をすると割高になるの？」と疑問を抱いていませんか。まとまった費用がかかるので、できるだけ安く済ませたいですよね。結論から述べると、東京ガスで給湯器交換をすると割高になる可能性があります。その理由と給湯器交換業者を選ぶポイントなどを解説いたします。お得に給湯器交換を済ませたい方は、参考にしてください。

東京ガスで給湯器を交換する場合の費用例

東京ガスは、東京ガス温水システム「TES(TOKYO GAS ECO SYSTEM)」の販売に力を入れています。TESは、給湯器で作ったお湯を活用して、家全体を快適にするシステムです。具体的には、キッチン・浴室への給湯のほか、浴室暖房乾燥機・床暖房などを利用できます。

TESには、暖房風呂給湯器が対応しています。暖房風呂給湯器とは、給湯・追い焚き・暖房を1台で行える高機能な給湯器です。TESに対応している給湯器の本体価格をメーカー別にまとめると以下のようになります（一部抜粋）。

【ノーリツ（エコジョーズ）】

型式	希望小売価格	タイプ	給湯能力
GTH-C2461AW6HBLU	533,500円	標準	24号
GTH-2459AWDBL	465,300円	コンパクト	24号
GTH-C2453AW6HBL	530,200円	スリム	24号

【ノーリツ（リモコン）】

型式	使用場所	参考小売価格
RC-101SE-FCN	浴室リモコン	18,150円
RC-J112ME-FCN	台所リモコン	18,150円

【リンナイ（エコジョーズ）】

型式	希望小売価格	タイプ	給湯能力
RUFH-E2406AW2-G	530,200円	標準	24号
RVD-E2405AW2-1（A）	462,000円	コンパクト	24号
RUFH-SE2406AW2-6G	536,800円	スリム	24号

【リンナイ（リモコン）】

型式	使用場所	参考小売価格
BC-240V-FL	浴室リモコン	19,250円
MC-240V-FL	台所リモコン	17,050円

【パーパス】

型式	希望小売価格	タイプ	給湯能力
GH-H243ZWH6	489,500円	標準	24号
GH-HK244ZW	458,700円	コンパクト	24号
GH-H243ZWSH4	467,500円	スリム	24号

【パーパス（リモコン）】

型式	使用場所	参考小売価格
FC-900-FN	浴室リモコン	19,250円
MC/H900-FN	台所リモコン	17,050円

多少の割引を受けられるため、本体価格は希望小売価格よりも安価になります。ただし、本体代・リモコン代以外に、設置工事費用がかかります。設置工事費用は均一ではありません。設置環境で大きく異なります。本体代・リモコン代・設置工事費用の合計は、40～60万円程度（一戸建ての場合）になるケースが多いようです。東京ガスの給湯器交換費用は、一般的な給湯器交換業者の数割増しと考えることができます。

東京ガスの給湯器はどこが作っているの？

東京ガスの給湯器メーカーは、国内で給湯器製品の製造・販売を行っているリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスの4社です。

リンナイは国内でもっとも長い実績をもち、パーパスは2000年に初めて「エコジョーズ」を手掛けたメーカー。海外にも展開するパロマ、戦後に大ヒット商品である風呂釜を販売したノーリツと多くの実績をもつ4社が東京ガスの給湯器を生産しています。

いずれもガス・石油系製品を手掛けてきたメーカーで、東京ガスの提携メーカーとして高品質な製品を厳しい基準に基づいて製造しています。

給湯器の交換は号数や設置タイプが同じであればどのメーカーのものにも取り替えが可能で、メーカーごとに製品の特徴や価格をチェックしたうえで、納得のできるメーカーを選びましょう。

東京ガスで給湯器交換するメリットは？

東京ガスで給湯器交換を行うメリットとしては、由緒ある大手のガス会社であることが挙げられます。

大都市・東京を含む東京都内のガスインフラ設備を一手に引き受けてきた実績から、給湯器の交換や修理点検には専門性の高いプロが派遣され、安心感があります。

給湯器の取り扱い、保守点検などもすべて任せられるので、経験の少ない業者に給湯器を任せたくない方も最適。給湯器まわりの整備や工事についても相談可能です。

家電量販店や地域のガス店に比べてやや割高にはなりますが、豊富なノウハウと経験に基づく万全のサポート体制で顧客をバックアップしています。

なぜ東京ガスの給湯器交換費用は高いの？

東京ガスの給湯器交換費用は、一般的な給湯器交換業者に比べ割高です。割高になる理由として、東京ガスの割引率が低いことが挙げられます。具体的には、最大で2割程度しか割引を受けられないといわれています。割引率が低い主な理由は以下の通りです。

店舗の維持費がかかる

東京ガスの給湯器交換は、東京ガスではなく系列会社の東京ガスライフバルが行っています。つまり、給湯器交換は、お住まいの地域の東京ガスライフバルに相談することになるのです。東京ガスライフバルは、実店舗を構えて営業しています。そのため、ネットショップよりも多くの維持費がかかります。だから、割引率を高くすることができないのです。

ネット販売に力を入れていない

東京ガスならびに東京ガスライフバルは、ネット販売にそれほど力を入れていない傾向があります。昔ながらの営業スタイルが中心となっているため、ネット販売に力を入れている給湯器交換業者よりも販売コストがかかります。そのため、割高になってしまうのです。

ブランド力で商売をしている

東京ガスには一定のブランド力があります。「東京ガスに任せておけば大丈夫」「東京ガスであれば安心」と考える方がいるため、一般的な給湯器交換業者ほど割引率を高くする必要がありません。割高な料金でも利用してくれる方がいるからです。ブランド力の高さも、割高な価格設定につながっています。

給湯器交換業者を選ぶ際のポイント

給湯器交換は、東京ガス以外でも行えます。現在の給湯器が東京ガスブランドであっても同じです。交換できる理由は、主要給湯器メーカーが東京ガスブランドの給湯機を製造しているから。ブランド名を東京ガスに変更しているだけなので、交換するときに特別な作業が必要になるなどは基本的にありません。他メーカーの給湯器に交換することはもちろん、製造元が分かれば後継シリーズに交換することもできます。割高な価格設定が気になる方は、他の給湯器交換業者の利用を検討するとよいでしょう。ここでは、業者選びのポイントを解説します。

専門業者を選ぶ

給湯器交換は、東京ガスのほか、ホームセンター、給湯器交換業者などで行えます。さまざまな選択肢の中で、最もおすすめなのは給湯器交換業者です。おすすめの理由として以下の点が挙げられます。

・実績豊富

・割安な価格設定

給湯器交換を専門としているため、他の選択肢に比べて実績が豊富です。豊富な現場経験を活かして、柔軟に対応してくれます。また、販売台数が多いので、費用も割安になる傾向があります。サービス内容が充実しているため、給湯器交換業者がおすすめなのです。

忙しい方はスケジュールを確認

給湯器交換のスケジュールは依頼先で異なります。例えば、東京ガスライフバルは、交換作業の前に現地での見積りを行っています。これに対し一部の給湯器交換業者は、現場の状況を画像で確認することで現地での見積りをなくしています。どちらにも良い面、悪い面があるので、ライフスタイルに合わせて給湯器交換業者を選ぶことが重要です。

保証内容も確認

一般的な給湯器の寿命は8～10年程度です。長く使うものなので、保証内容も重要なチェックポイントになります。基本の保証内容は、メーカー保証の1年です。給湯器交換業者の中には、メーカー保証にプラスできる長期保証を用意しているところがあります。保証内容も確認したうえで、依頼先を選択しましょう。

一括見積もりで安心・格安の給湯器交換がおすすめ

以上の通り、給湯器交換は東京ガスではなく給湯器交換業者がおすすめです。ただし、給湯器交換業者は、各地域に多数存在します。ひとつずつ見積もりを取って比較するとなると大変です。

そこでおすすめなのが、氏名・電話番号など7項目の必要情報を入力するだけで最大5社から見積もりを取れる一括見積もりサービスです。一括見積もりサービスを利用すれば、手間をかけずに最も安い業者や最も納期が早い業者、最も対応が良い業者などを見つけられます。また、同じ条件で複数の業者から見積もりを取るため、費用の相場を把握することも可能です。

割安な業者を見つけたい、信頼できる業者を見つけたいなどのニーズがある方は、一括見積もりサービスを利用して給湯器交換業者を見つけるとよいでしょう。

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東京ガスの給湯器交換は割高になりがち

東京ガスの給湯器交換費用は、一般的な給湯器交換業者に比べると割高です。店舗維持費がかかっているので、割引率を高くすることが難しいからです。ブランド力があるため、割引率を高く設定する必要がないという面もあります。

価格面に納得できない方は、給湯器交換業者に依頼するとよいでしょう。どこへ依頼すればよいかわからない場合は、一括見積もりサービスを利用してみてはいかがでしょうか。簡単な手続きで複数の業者に見積依頼を出せるため、手間をかけずに最安値の業者などを見つけられます。