公式ブログ
Blog【コロナの給湯器まとめ】ガス給湯器のメリットも解説します
暖房機器でお馴染みのコロナは、給湯器も扱っています。コロナの給湯器の特徴は、目的に合わせて選べるシリーズを用意していること。具体的に、どのような給湯器を扱っているのでしょうか。コロナの給湯器を紹介いたします。また、このページでは、ガス給湯器を選ぶメリットも解説しています。ライフスタイルに合っている給湯器をお探しの方は、参考にしてください。
目次
コロナの給湯器をご紹介
コロナは、次の4種類の給湯器を扱っています。
・エコキュート
・ネオキュート
・電気温水器
・石油給湯器
それぞれの特徴を見ていきましょう。
エコキュート
エコキュートは、空気の熱をお湯の沸き上げに活用する電気給湯器です。空気の熱を使うため、従来型の給湯機に比べ電力消費を抑えられます。つまり、エコキュートは、省エネ性能の高い電気給湯器なのです。
コロナのエコキュートの特徴は以下の通りです。
・ES制御で業界トップクラスの高効率を実現
・貯湯ユニット内の配管をステンレス化して耐腐食性と耐久性を向上
・図書館程度の運転音しかしない
ES制御は、コロナ独自の省エネ技術です。具体的には「お湯を作る」「お湯をためる」「お湯を使う」なかで無駄を省く技術を指します。ES制御により、業界トップクラスの高効率を実現しています。したがって、従来型の給湯器よりも給湯費を抑えることが可能です。
ネオキュート
ネオキュートは、1~3人世帯に最適なスマート給湯器です。次の特徴から、スマート給湯器と呼ばれています。
・環境負荷が少ない
・省エネ性能が高い
・ライフスタイルに合わせた湯沸かしが可能
環境負荷が少ない理由は、ヒートポンプ式給湯器としては世界で初めて新冷媒HFC32(R32)を採用しているからです(2015年2月20日発売)。HFC32(R32)は、オゾン層破壊係数がゼロで、地球温暖化係数も非常に小さい新冷媒。だから、環境負荷が小さいのです。
省エネ性能が高い理由は、空気の熱を活用して少ない電力消費でお湯を沸かせるからです。以上の仕組みなどで、二酸化炭素の排出量を約25%も削減しています(利用人数3人・2011の給湯保温モードで試算)。お得な夜間電力を利用できる点、新電力メニューに対応している点も見逃せません。
ライフスタイルに合わせた湯沸かしが可能な理由は、毎日の使用湯量を学習して最適な湯量を沸き上げる「おまかせ省エネ」運転を採用しているからです。急な来客などで、お湯をたくさん使用したいときは、使うたびに満タンまで沸き上げる「今日だけ満タン」運転を利用できます。だから、ライフスタイルに合わせた湯沸かしが可能なのです。
ネオキュートは、1~3人世帯に最適な賢い給湯器といえるでしょう。
電気温水器
コロナは、電力で湯を沸き上げる電気温水器も扱っています。コロナの電気温水器の特徴は以下の通りです。
・特殊成型断熱材で保温性を高めている
・ステンレス製の排水パイプを使用して耐腐食性と耐久性を高めている
・ステンレス製のヒーターを使用して耐食性を高めている
・階下5mまで給湯できる
・残り湯だけを追い焚きできるので経済的
・キッチン・シャワーとふろの湯はり温度を別々に設定できる
・高圧力給湯なので湯はりが早い
・耐震設計なので地震に強い
・非常用取水栓を搭載しているので災害時に生活用水として使える
以上のほかでは、深夜電力を使ってお湯を沸かせるため、電気代を節約できる点も魅力です。
石油給湯器
コロナの石油給湯器には、エコフィールとその他のシリーズがあります。エコフィールは、排熱を活用して湯を沸かす石油給湯器です。この仕組みにより、熱効率を83%から95%に高めています。無駄なくお湯を沸かせるため、灯油代を年間約14,200円(フルオートタイプ・4人家族で試算)、二酸化炭素の排出量を年間約195㎏も削減できます(従来機種と比較)。人感センサーを使って、キッチンとお風呂の湯量を自動で調整してくれる点も魅力です。
エコフィールのほかでは、省エネ・省スペース・節水が魅力のアビーナG、1人で運搬・設置が可能なSAシリーズ、タンクにたっぷりお湯を貯められるNX-Hシリーズ・NXシリーズなどの石油給湯器も扱っています。
ガス給湯器・電気給湯器・石油給湯器の違い
コロナの製品を見てわかる通り、給湯器にはいくつかの種類があります。目的に合っている製品を選ぶため、給湯器の種類を理解しておくことも重要です。給湯器は、大きく以下の3種類に分かれます。
・ガス給湯器
・電気給湯器
・石油給湯器
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ガス給湯器の特徴
ガス給湯器は、ガスを使ってお湯を沸かす給湯器です。最も大きな特徴は、使うときにお湯を沸かすのでお湯切れの心配がないことです(一部、お湯を作って貯めるタイプもあります)。お湯を貯める必要がないため、さらには都市ガス・プロパンガスを燃料とするため、電気給湯器・石油給湯器に比べ本体がコンパクトな点も特徴といえるでしょう。燃料費は電気・石油に比べ割高といわれていますが、実際のところは使用するガス・お住まいの地域で大きく異なります。本体価格・設置費用は、電気・石油に比べ安いケースが多いようです。
電気給湯器の特徴
電気給湯器は、電気を使ってお湯を沸かす給湯器です。最も大きな特徴は、あらかじめお湯を作っておき、貯湯タンクに貯めておくことといえるでしょう。電気代が安い深夜などにお湯をまとめて作れるので、ランニングコストは安くなる傾向があります。しかし、お湯を使いすぎると湯切れを起こします。また、貯湯タンクを必要とするため、本体のサイズも大きくなります。本体価格と設置費用は、ガス給湯器・石油給湯器に比べると高いケースが多いようです。
石油給湯器の特徴
石油給湯器は、石油(灯油)を使ってお湯を沸かす給湯器です。使うときにお湯を沸かすタイプが主流となっています(お湯を作って貯めるタイプもあります)。最も大きな特徴は、灯油を使用するため燃料費が安いこと。しかし、実際の燃料費は、時期により大きく変動する恐れがあります。また、燃料切れを起こすと、お湯を沸かせなくなります。そのため、定期的な給油が必要です。本体価格と設置費用は、ガス給湯器より高く、電気給湯器より安いケースが多いといえるでしょう。
ガス給湯器を選択するメリット
ガス給湯器・電気給湯器・石油給湯器の中で、最もおすすめなのはガス給湯器です。交換のしやすさと使い勝手・使い心地が優れています。ガス給湯器を選ぶメリットを紹介します。
メリット1:交換しやすい
他の給湯器よりも、ガス給湯器は交換しやすいといえます。主な理由は、以下の2点です。
・イニシャルコストが安い
・大きな設置スペースを必要としない
ガス給湯器は普及率が高いため、他の給湯器に比べ本体価格が割安です。設置費用も割安な傾向があります。また、設置にあたり大きなスペースを必要としません。燃料やお湯を貯める必要がないからです。イニシャルコストが安く、設置場所もそれほど選ばないため、ガス給湯器は交換しやすいといえます。
メリット2:使い勝手・使い心地が良い
使い勝手・使い心地も、他の給湯器より優れています。使うときにお湯を沸かすため、お湯切れの心配がないからです。シャワーを浴びたかったけど、我慢しなければならないといったことが起こりません。また、シャワーの勢いも、他の給湯器より強い傾向があります。使い勝手や使い心地を考えると、ガス給湯器がおすすめです。
ガス給湯器は満足度の高い給湯器です。給湯器選びにお悩みの方は、ガス給湯器の中からライフスタイルに合っているものを選んでみてはいかがでしょうか。
ガス給湯器からエコキュートに変えるメリット・デメリット
コロナ給湯器など、主要なガス機器メーカーでは省エネ性能の高い「エコキュート」を販売しています。通常のガス給湯器から、エコキュートに変えるメリット・デメリットをみていきましょう。
エコキュートに変えるメリット
エコキュートの最大のメリットは、エネルギー消費量の大きいガス・石油給湯器よりも経済的なメリットが大きい点にあります。
エコキュートは湯沸かしに「ヒートポンプ」と呼ばれる技術を用いており、1のエネルギーを投入すると3の熱エネルギーが得られるという高効率性が注目されています。
効率的な湯沸かしに加え、太陽光発電など自宅で発電できる機能を搭載している家庭では、エコキュートを使用することで電気代も安価に抑えられます。
オール電化や太陽光発電システムを導入していない場合についても、夜間帯の割安な電気を使って作動するため、ランニングコストが安価に抑えられるメリットも。
環境への影響として、エコキュートはCO2(二酸化炭素)の排出量を減らす効果があります。
経済産業省資源エネルギー庁が発表した「CO2冷媒ヒートポンプ給湯器普及促進研究会」の資料によると、エコキュートなどの電気給湯器はCO2を従来製品の65%削減できると試算されています。
停電時の出湯・バックアップ機能のほか、断水時にはタンク内の水を生活用水として使用できる便利機能も高く評価されており、災害発生時に役立てられることが期待されています。
エコキュートに変えるデメリット
エコキュートにはさまざまな機能が搭載されているため、ガス給湯器よりも構造が複雑であり製品本体の価格も割高になります。
湯沸かしの際にはヒートポンプを用いるため、40デシベル程度の音が発生します。静音ではありますが、時間帯によっては音の発生が不快に感じる場合もあり、近隣の迷惑にならないように配慮しなければなりません。
また、タンクに溜まっているお湯を使いきってしまうと「お湯切れ」状態となり、一定時間水しか出てこなくなり時間がかかることをデメリットとして上げる人もいるようです。
夜間帯の電気を使用するためランニングコストが安くなるといわれていますが、電気会社との契約プランや市場連動型の新電力プランなどは安くならず、むしろ電気代がかかる可能性も考慮しなくてはなりません。
タンクユニット設置のために、幅約900mm・奥行約300mm程度を確保する必要もあり、狭小住宅やワンルームなどには不向きとなっています。
給湯器交換でお悩みの方は一括見積もりを
コロナは、エコキュート・ネオキュート・電気温水器・石油給湯器を扱っています。給湯器のシェア率はそれほど高くありませんが、製品の品質は確かです。ただし、公式サイト上にガス給湯器は掲載されていません。ガス給湯器には、電気給湯器・石油給湯器よりも優れている点があります。ガス給湯器を含めて給湯器選びを進めたい方は、一括見積もりを利用してみてはいかがでしょうか。手間をかけずに、最安値でガス給湯器に交換してくれる業者を見つけられます。