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給湯器の値段を決めるポイントをご紹介

給湯器の値段を決めるポイントをご紹介

家庭で使われている給湯器は、給湯性能について16号・20号・24号の3種類から選ぶことができ、ガス代や電気代を節約できるエコなモデルも登場しています。

ここでは、家庭用給湯器の値段と価格に差が出る理由、適切な給湯器の選び方について紹介します。

給湯器の値段はどれくらい?

給湯器の価格は、製品の性能だけではなく号数や設置タイプに応じて変化します。以下に、価格の目安を紹介します。

性能による価格の目安

20号壁掛けタイプの給湯器なら、給湯専用のシンプルなモデルで定価10万円前後となります。最新式のエコジョーズ搭載モデルの場合、30万円を超える定価で販売されているものもあります。

エコジョーズのように省エネ・節約が可能なモデルは、シンプルな給湯用モデルよりも高額になります。

設置方法による価格の目安

壁掛けタイプはコンパクトで扱いやすいモデルが多く、手に入れやすい価格帯が魅力です。定価10万円~30万円程度が目安となり、室外に設置する据え置きタイプはそれよりもさらに高額になります。

20号据え置きタイプの給湯器は、シンプルな給湯のみのモデルであっても定価15万円~20万円以上となり、エコジョーズ搭載の最新型は40万円程度になるものがあります。

床暖房付きモデルとの違い

給湯機能のほかに、床暖房などの暖房設備としても使える機種は温水を使って空間を温めるため、高いスペックが求められます。

そのため、定価で40万円~90万円を超えるハイスペックなモデルが多く、定価10万円程度の給湯モデルと比較しても、4倍以上の価格差がついています。

壁かけと据え置きの違い

給湯器は設置方式・設置場所に応じて「壁かけ」タイプと「据え置き」タイプに分けられます。

一部、浴槽隣接タイプと呼ばれる設置方式もみられますが、現在主流となっている給湯器製品の多くは壁かけまたは据え置きタイプです。

どちらのタイプも一人暮らし用の16号からファミリー用の24号まで選べますが、壁かけはコンパクトなものが多く、据え置きタイプより小型かつリーズナブルな値段となっています。扱いやすく、強力なパワーや大きさが必要ないご家庭には小型タイプがおすすめです。

給湯器の値段に差が出る理由とは

給湯器の値段に差が出る理由についてみていきましょう。

エネルギー構造の違いによる価格差

旧来からの給湯器については、省エネ性能が付属しておらず10万円前後の安価な価格帯で販売されています。

一方、省ガス・省電力のエコジョーズやエコキュートなどを搭載した給湯器は、エネルギー構造が一般的な給湯器と異なるため、性能が高いぶん価格も高額になります。

省ガスと省電気を実現した「エコワン」は現在もっとも高額な給湯器のひとつで、90万円~100万円以上のモデルも登場しています。

給湯量や給湯箇所による価格差

室内で使う壁掛け式のコンパクトな給湯器は、1ヶ所にのみ給湯するもののほかに、ワンルームや1LDK用のものなどもあります。

これらは給湯場所が最小限であることから、給湯性能も最小限に抑えられており、10万円を下回る価格で販売されているものが多いです。

一方、ファミリー用の給湯器や風呂の追い焚き機能、床暖房など温める場所が多くなるほど、高い給湯性能が求められるためスペックに応じた価格が設定されています。最低でも、20万円~40万円程度をみておく必要があるでしょう。

エコジョーズと一般品の特徴とランニングコストの違い

給湯器メーカー各社が取り扱っている「エコジョーズ」と呼ばれるモデルは、少ないガス量で湯沸かしができる省エネ対応の給湯器の総称です。

日本ガス協会のホームページには、エコジョーズとは排気熱を再利用して給湯熱効率を高めたもので、高効率かつ節約効果が従来製品よりも高く、CO2の排出を抑えて環境にも配慮していると紹介されています。

参照:日本ガス協会「Q.エコジョーズって何ですか?」

https://rinnai.jp/products/waterheater/gas/what/ecoj/

本体の値段は一般の給湯器よりも割高になりますが、給湯器メーカーのひとつであるリンナイのWebサイトでは、年間で約16,500円程度もガス代が節約できることがメリットとして挙げられています。

従来型の熱源機とエコジョーズを比較したとき、前者は年間のランニングコストが137,150円であるのに対し、エコジョーズはガス使用量を約12%削減して122,000円となっています。

参照:リンナイ「どれくらい家計におトクなの?」

https://rinnai.jp/products/waterheater/gas/what/ecoj/calculation

給湯器の選び方

次に、給湯器の最適な選び方について確認していきましょう。

価格で選ぶ

追い焚き機能が付属していないシンプルな給湯器であれば、10万円以下から探すことができます。

取り付け工事を行うガス機器の専門業者では、メーカー希望価格から割り引いた金額で給湯器を販売していることが多いため、格安で給湯器を購入し、取り付けまで行ってもらえます。

定価では高額になってしまう最新式のモデルも、ガス機器の業者を通すことで割引価格が適用になることがあります。

メーカーで選ぶ

信頼しているメーカーの製品だけに絞る方法もあります。メーカーによっては保証やサポートが手厚く、ガス機器の代理店との連携によってアフターフォローもしっかり受けられる可能性があります。

機能で選ぶ

追い焚き機能や床暖房、エコジョーズなどの機能から選ぶ方法もおすすめです。

各ガス機器メーカーからはエコジョーズやエネファームなどの機能を搭載したモデルが発売されており、複数のメーカーの製品を見比べてスペックと価格をチェックすると良いでしょう。

メーカーによる価格差は大きくなく、はっきりと差がつくのは搭載されている機能のみといっても良いため、製品の操作性や付加的な機能で比較を行ってみてください。

最近ではスマートスピーカー対応の遠隔操作が可能な給湯器も登場しています。スマートフォンに対応したリモコンで操作するもので、正常にガス機器が運転しているかを調べる「見守り機能」がついているものも。

給湯器本体に求めるスペックと、そこにプラスしたい付加的な要素のそれぞれから最適なモデルを探しましょう。

おすすめの給湯器をご紹介

ここからは、おすすめの給湯器を複数ピックアップしたので、特徴やおすすめのポイントを紹介します。

リンナイ

リンナイの「RUF-E2406AW」シリーズは、最高水準の熱効率を実現した最新式のモデル。東京都の「低NOx・低CO2小規模燃焼機器」のうち、グレードAAに認定されています。

給湯・給水に追い焚き機能が付き、浴室・リビングのほかに増設用のリモコンも付属可能。リンナイのアイデンティティを体現し、ガスと電気の両方に省エネ効果が現れる新世代の製品です。

三菱電機

一般地・寒冷地のそれぞれに対応した「Pシリーズ」は、湯張り・保温・足し湯までをワンタッチで行う「Wフルオート追いだき」に対応し、太陽光発電システムや電力自由化にも対応した給湯器になります。

非常時にも使いやすいことを考えた安心設計で、リモコン間での通話や音声ガイダンス機能を搭載したスマートリモコンを付属することができます。

パロマ

最新型のモデルとして登場した「BRIGHTS」「FELIMO」シリーズは、シンプルな中にも利便性と高い操作性を兼ね備えたモデルです。

エクステリアになじむ美しいデザインが特徴的な給湯器本体「BRIGHTS」と、無線LAN対応型のリモコン「FELIMO」のそれぞれから選べるほか、両方を組み合わせることも可能です。

家族全員で使えるシンプルなデザインに安心機能を搭載しており、お子さんやご高齢の家族がいる家庭に適しています。

比較検討に便利な一括見積もりサイト

給湯機能を搭載した一般家庭向けの給湯器からハイスペックモデルまでを取り扱うガス機器業者では、メーカー希望価格を割り引いたお得な価格帯で製品を販売しています。

東京~神奈川エリアで給湯器の購入・交換工事を考えている方は、保証までをワンセットにした専門業者を比較検討するために一括見積もりサイトを活用しましょう。

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