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給湯器の故障の原因と対処方法について解説!

給湯器の故障の原因と対処方法について解説!

自宅の給湯器が動かなくなった、あるいは動作が不安定になってしまったときは、故障しているかどうかをいくつかのポイントから判断しましょう。

ここでは、給湯器の故障の判定方法と故障の原因、対処法や交換の方法と注意点までを詳しく紹介します。

給湯器の故障を判断するポイント

給湯器が故障したかどうか判断するポイントをみていきましょう。

水が出るか

給湯器が正常に作動しているか、まず水道の蛇口から水が出るか確認しましょう。水が出なければ給湯器の故障以前に水漏れや断水が起きているおそれがあります。

お湯が出るか

次に、給湯器をつけた状態でお湯の出方をチェックしてください。水は出るけれどお湯が出なければ、給湯器の故障が考えられます。

「お湯は出るけれど温度が一定にならない」「設定温度より低い」といった場合も、給湯器に不具合が出ている可能性があります。

ただし、古い給湯器は水が温まるまでに時間がかかることがあり、浴室のシャワーの中に残っている水が先に出る場合もあるため、多少時間をかけながら様子をみてください。

異音・故障のメロディや音声が流れる

給湯器を作動させたときにおかしな音がする、または故障のメロディや音声が流れたときは、電源を切ってすぐに修理を依頼してください。

ピーという音、モーター音など通常にはない音がしたときも、給湯器の中に故障が起きている可能性があります。

ただし、機器の作動状況によっては正常に稼働している場合もあります。給湯器の説明書を確認してエラーの内容を確認し、メーカーに問い合わせをして確認することもできます。

異臭や煙が出る

給湯器から異臭が出ているときは、燃焼の際に自然に臭いが発生している可能性もありますが、臭いが続くようであればすぐに業者に連絡を行ってください。

煙が出ている場合はすでに何らかのトラブルが機器内で起きていると考えられるので、すみやかに業者に連絡を行うことをおすすめします。

給湯器が故障する原因

給湯器が故障する原因をみていきましょう。

    • 給湯器の経年劣化
    • 配管の凍結
    • 負荷のかかる使い方
    • その他

給湯器は通常、8年~10年程度の使用に耐えられるように設計されています。耐用年数を超えてしまうと本体内部の部品に劣化が生じ、そこから故障につながることがあります。

10年を超えている古い給湯器を使用している場合、必ず一度は点検を依頼しましょう。ただし、部品を交換しても点検で確認しきれない部分に劣化が生じていると、再び故障する可能性があります。

給湯器が凍結すると、配管まで凍結がおよび破裂のおそれが高まります。破裂しない場合でも、スムーズに給湯ができなくなる可能性があるため、給湯器の設置場所周辺の温度に注意してください。

また、給湯器のスペックを超えた使い方をすると、給湯機に通常以上の負荷がかかり故障の原因になることがあります。家庭用の給湯器を業務用として使うことはできませんので注意してください。

その他の原因として、給湯器内部にゴミ・ホコリ・水などが溜まると点火に支障をきたすおそれがあります。特に電子機器にホコリが溜まると基盤がショートしやすくなり、修理ではなく交換になる場合もあります。

給湯器の水漏れの原因と対処法

給湯器が水漏れを起こす原因と対処法についてみていきましょう。

給湯器の水漏れ原因

給湯器が水漏れを起こす原因には、以下の理由が挙げられます。

  • 経年劣化・摩耗
  • 業者の取りつけミス
  • 配管の凍結および破損
  • 長期間作動させていない

まず考えられる故障原因として、内部の経年劣化・摩耗が挙げられます。給湯器は一般的に8年から10年までが寿命とされており、使用頻度によって部品が摩耗するために、ゴム製のパッキンが硬くなるなどして水をせき止められなくなっていきます。

業者が取りつけ作業を行った際にズレやその他の不備があり、そこから水漏れを起こす場合もあります。設置後すぐに不具合が現れるケースと、徐々に不備のある箇所がトラブルになるケースの両方がみられます。

寒冷地や寒冷な環境下では水抜きを忘れて配管内の水分が凍結し、亀裂が入った箇所から水漏れが起こります。破損した部分は故障修理・交換を行い、給湯器は寒冷地仕様のものを選ぶなどして対処してください。

長時間作動させていないケースでは、給湯器内部の圧力が上がって水抜き栓から水が出てくる場合があります。ぬるま湯を出しながら様子をみて、減圧をしてから通常通り使用を行いましょう。

水漏れトラブルの対処法

水漏れトラブルは給湯器内部の問題のため、必ずプロの業者に確認のうえ早めに故障修理を行いましょう。

経年劣化・摩耗・配管の凍結と破損はいずれも部品の交換対応となりますが、給湯器自体が寿命を迎えていれば製品ごと取り替えたほうが安全です。取りつけミスについても、不具合の程度を業者に伝えてください。

長時間作動させていないケースについては、お湯を出して様子をみてから通常通り使用できます。ただし不安な場合は早めに業者を呼んでください。

水漏れを放置する危険性

水漏れを放置するとさらなる水漏れトラブルに繋がり、内部が正常に作動しないため部品に多大な負荷がかかります。

最悪のケースではガスの不完全燃焼から一酸化炭素中毒になるおそれがあるため、少しでもおかしなところがみられたら業者に確認をとってください。

給湯器が故障した時はどう対処する?

給湯器が故障した時の対処方法は、以下の順に行ってください。

    • フィルターの掃除
    • 給湯器のリセット
    • 部屋を暖める
    • 専門業者への点検・修理依頼

循環用アダプターや給水フィルターの点検を定期的に行い、アダプター部分のフィルターに汚れなどがついていれば掃除を行いましょう。ただし、給水フィルターに関しては専門知識が必要なため、点検業者に清掃を依頼するようにしましょう。

給湯器まわりが低温になっており、配管の凍結も考えられる場合には、まず部屋を温めて自然解凍を行ってください。ただし外にある給湯器は自然解凍が難しいため、専門の業者に依頼することをおすすめします。他にも、異臭やエラーコードが出たり、スムーズに給湯ができなくなったりした場合はできるだけ早く専門業者に連絡を行いましょう。

給湯器を長く使うために大切なこと

給湯器を長持ちさせるために重要なポイントは、以下の3点です。

  • 無理な使い方はしない
  • 室内環境を整える
  • こまめに点検を受ける

使用中は説明書に記載されているとおり、号数・スペックに応じた正しい使い方を行いましょう。設定温度は高すぎず低すぎないように、蛇口と給湯器の温度設定を合わせて正しく使用してください。

給湯器が設置されている場所の環境・温度にも配慮が必要です。清潔かつゴミが給湯器内に入らない場所を選び、給湯器の周囲にカバーや覆いをかけないように注意しましょう。

給湯器が凍結する場合は寒冷地仕様のものを選ぶか、極端に雨風にさらされない場所へ移動を行います。気象条件の変化や災害にも対応できるモデルを選ぶとさらに安心です。

一般的に浴室は使用していないあいだは暖房が入っていないため、気温が下がってくると屋内でも凍結することがあります。室温が極端に下がらないように注意し、凍結のおそれがある日には前もって水抜きを行ってください。

故障原因を踏まえて対策を講じていても、何らかのトラブルに見舞われてしまう場合があります。臭い・作動音・煙や水蒸気など何かいつもとおかしな点が見つかったときは、すぐに業者を呼んで確認をとりましょう。

寿命を超えて使い続けると部品はどんどん消耗し、故障修理を繰り返しても頻繁に故障するようになります。トラブルを防ぐためにも、半年から1年に1回程度のチェックを受けておくことをおすすめします。

給湯器交換で失敗しないポイント注意点

給湯器交換で失敗しないために押さえておきたいポイントを確認していきましょう。

気候に合うものを選ぶ

降雪や低温の地域では、寒冷地向けの給湯器を選びましょう。室内用でも、室内の気温が急激に低下する可能性がある場合は寒冷地仕様の設備が適しています。

屋内用・屋外用、戸建て・集合住宅用など環境に合わせた設備も用意されているので、住まいや給湯器の設置場所に合ったものを選んでください。

スペックで選ぶ

給湯器の機能は、給湯以外に追い焚きや暖房としても使えるハイスペックなモデルのほかにも、給湯だけ、給湯+追い焚きなどスペックによる違いがあります。

デザイン・操作性・耐用年数による細かな違いもあるため、複数のメーカーの給湯器をよく比較することが大切です。

メーカー・業者で選ぶ

他の設備や家電製品と同じく、給湯器のメーカー選びも重要なポイントです。万が一の時にサポートが受けられるかどうか、修理交換に関するヘルプが受けられるかなどを確認しましょう。

設置については給湯器を専門に扱っている業者に依頼を行いますが、こちらもサポートが受けられるかをチェックする必要があります。

24時間365日対応しているかどうか、点検や交換にかかる費用、見積もりを事前にとれるかどうかなど、業者のホームページを参考に確認してください。

今人気でおすすめの給湯器メーカーは?

もし交換したい給湯器をどのメーカーにするか迷っているという方には次に紹介するメーカー会社がおすすめです。

リンナイ

ガス業界を長く牽引しているリーディングカンパニーであり、家族みんなで使いやすいわかりやすいデザインが受け、集合住宅をはじめとする国内約40%のシェアを誇るメーカーです。>

パロマ

ガスストーブ、ガス調理器などガスを使用した製品を世界的に展開する金属製品メーカーで、操作性が高く扱いやすいデザインの給湯器を揃えています。

肌に優しい低温(32℃、35℃)の出湯に対応した製品も販売されており、幅広いニーズを考えた給湯器に強みをもっています。

ノーリツ

戸建住宅を中心に販売シェアを伸ばし、キッチン・ユニットバスを含む浴室など多用途に使える給湯器を揃えるメーカーです。

国内初となるガス風呂釜の開発に成功し、現在ではUV除菌ユニット搭載の給湯器や入浴時の動きを検知する見守りシステム搭載のモデルが販売されています。

長府製作所

ボイラー・給湯器などの製造販売を手掛ける長府製作所は、灯油・石油関連の製品を長年製造してきた実績から、安全設計の給湯器製品を販売しています。

太陽光や電気を使用した新しいタイプの給湯器も販売しており、それぞれの家庭や環境に合う製品が見つかります。

給湯器の故障は早めに対応しよう

給湯器は自分で修理することが難しく、一酸化炭素中毒のおそれもあるため、異常がみられたときは早めに点検修理を実施しましょう。

信頼のあるメーカーの製品を購入し、サポートをしっかりと行ってくれる専門業者に設置を依頼してください。